北京五輪
昨日で北京五輪が終わった。
疑惑の判定や、ドーピング問題、不可解な審判など歴史に残る汚れた五輪としか言いようがない。
その中で、やはり注目を浴びていたのは、フィギュアの羽生結弦選手でしょう。
三連覇を達成するか、否かが世界中から注目されていた。
しかし、羽生結弦選手は数年前から右足首の捻挫を抱えて競技会に出場し続けている。彼の右足首はもう限界を超えた状態でしょう。
その為、GPシリーズを回避して全日本選手権に出場し、一発勝負で優勝しました。見事な演技力と精神力です。
そして、迎えた五輪のSPで不運としか言いようがない事に氷の穴にハマり、四回転がシングルになってしまった。その結果、SPでは8位に終わり、連覇の夢は儚く散ってしまった。
それでも羽生結弦選手は諦めず、FPで自らの目標としていた4Aに挑戦し、4Aと認定されると言う歴史的快挙を成し遂げました。
彼が"氷に嫌われちゃったかな?"と言った事を言い訳とか、批判する人達がいるのはちょっと違うと思う。決して氷の状態が原因だとかと言う事で無く、自らの努力を振り返り、まだ足りなかったのかなと言う意図だと感じた。
最終的に4位に終わったが、宇野選手や鍵山選手に逃げる姿を見せるのでは無く、常に上を向いて努力を重ねる姿を見せて、次の世代に繋ぐ事も考えていたと思う。
4Aを回避し、難易度を下げ完成度で勝負する手段も有ったが、4Aに挑戦すると公言している以上、4Aを回避すれば羽生結弦選手ほどの知名度があれば、世界中が落胆したと思う。
例え三連覇を達成しても、批判は必ず有っただろう。
さんまが、捻挫の事を言って欲しく無かったとラジオで発言したらしいが、噺家の修行が辛くて逃げ出したさんまに、そんな批判をする資格は無い。
今まで、羽生結弦選手がどれほどの事を諦め犠牲にして、フィギュアに打ち込んで生きて来たか考えると、鶴瓶さんならそんな事は言わないだろう。
鶴瓶師匠は、自らのドキュメント映画を撮影していて、"俺が死ぬまで公開するな"と言っていたが、コロナ禍で、映画館が苦境下に置かれている為、それまで秘密にしていたドキュメント映画を公開した。
さんまと鶴瓶師匠の人格の差を感じる。
0コメント